概要 ・人気テレビ・シリーズ「Charlie's Angels」でKris Munroe役にて一世を風靡 ・日本では彼女の楽曲が「Charlie's Angels」のエンディング・テーマにも使用された ・おすすめ曲は「Dancing American」、「Take a Chance」、「Just Another Lover Tonight」、「Dance Forever」 |
Artist
Cheryl Laddとは
人気テレビ・シリーズ「Charlie's Angels」でKris Munroe役にて一世を風靡したアメリカのアクトレス。ドラマ中の明るく健康的な美貌で視聴者を魅了。その才能は役者に留まらず、シンガーとしても確かな歌唱力を備えていた。
意外や彼女のキャリアのスタートは歌手活動から1970年にスタート、「Charlie's Angels」出演前からCheryl Ladd名義でシングル「The Family」(1974)も発表。人気アクトレスとなって以降、本格的に歌手活動を展開、アルバム『Cheryl Ladd』(1978)、『Dance Forever』(1979)をリリース。
特に、日本では彼女の楽曲が「Charlie's Angels」のエンディング・テーマにも使用され、本国を凌ぐヒットとなる。これを契機にレコード発売は日本限定となり、「Dancing American (Where is Someone to Love Me)」は彼女が出演するCMにも使用され、大ヒットを記録している。
おすすめアルバム
『The Best of Cheryl Ladd』
このアルバムは、日本独自編集のベスト盤として1982年に発表。先の「Dancing American」や「Take a Chance」といった日本独自ヒットを中心に構成、Frankie Valliとのデュオがが話題となった「You Make it Beautiful」、日本語歌唱による「sakura sakura」等、全14曲を収録。歌手としての彼女の集大成的な内容となっている。
Youtubeの曲の説明
「Dancing American」
CMとのタイアップで日本独自でヒットした代表曲。70年代後半以降のディスコ・ムーブメントを継承しつつ、モダンなダンス・ポップに仕上げている。
「Dance Forever」
1979年発表曲。チャーリーズ・エンジェルのエンディングテーマとしても日本ではお馴染み。陽気なダンス・ポップ・ナンバー。
「Just Another Lover Tonight」
ハイテンポなダンス・ポップの佳曲。シュリルの歌唱力が映える1曲。
「Take a Chance」
「Dancing American」に継いでCMタイアップ曲の第二弾。1981年日本で独自ヒットを記録した。
個人の感想
歌手活動は、Charlie's Angels人気の追い風の下に脚光を浴びたが、そうしたメディア・ミックスと切り離しても、良質なポップ曲として評価されるべき。現在ならば、広義的なAORポップ市場も成熟し、再評価のチャンスもありと個人的には思い、願うばかり。
私事になるが、そんな彼女のベスト盤が一度だけ日本独自にCD化されたことがあった。
詳細は以下、参照。
https://www.discogs.com/ja/release/9987988-Cheryl-Ladd-The-Best-Of-Cheryl-Ladd
当時、ライナーを担当させて頂いた。同作以上にヒット曲を網羅したベスト盤と自分は提案。当時のレコード会社はVol.2も視野に入れているからとの返答だった。しかし、同作は予想を反してセールスが伸びず、Vol.2プランが頓挫したのが今でも悔やまれてならない。故に敢えて、このアルバムを取り上げさせて頂いた。